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「非公式」いいですか?「非公式」ですよ?なぜかはお察しください.... [非公式なカイトウ]

Ark-Performance ブログの方に以下のご質問をいただきました。
ありがとうございました。
設定関係はちょっと公式に語るわけにはいかない諸般の大いなる事情がありましてですね(^_^;
こちらで「非公式」に語らせていただきます。
あくまで「非公式」です。いいですか?ここを見ている関係者各位、これは「非公式」なんですよ?...(‘A`) クドイ ナ、オレ...
以下がいただいたご質問です。


>ギレン暗殺計画に関する質問です (Unknown)
>2010-11-26 21:44:03
>お忙しい中、失礼します。
>先日、ギレン暗殺計画を読了した者です。
>ちょっと、分からないことがあったので質問します。
>
>ギレン暗殺計画に出てくる首都防衛大隊の指揮官はアンリ・シュレッサーという准将です。
>ここで疑問なんですが、大隊規模の指揮官であるなら、通常、少佐か中佐あたりが相当だと思うのですが、何か理由があって将官という設定にしたのでしょうか。
>単純に考えると、准将って階級、高すぎると思うのですが……。
>将官って普通、旅団以上の部隊を率いるのが普通だと思うのですが……。
>
>ルナツーの司令官・ワッケイン少佐の階級があまりにも低すぎるとの指摘が昔からあって、実際、安彦オリジンでは少将という設定に改変されています。
>私個人としては安彦氏の判断は正しいと思っています。
>いくら何でも、宇宙における連邦軍唯一の拠点・ルナツーのトップが一介の佐官であるわけがないからです。
>
>アンリ・シュレッサー准将の階級も、同じように、少佐か中佐あたりに改変して考える方が自然なのでしょうか。
>どうかお教え下さい。


まずは「ギレン暗殺計画」をお読みいただきありがとうございました。
以下がいただいた質問への回答です。
いろいろ諸般の事情もありますので、なかなかご満足の行く回答になるか分かりませんが、出来る限りお答えしたいと思います。

劇中キャラクター「アンリ・シュレッサー」の階級に関するお話です。
国家や時代によって変化はしますが、近代の軍事組織において大隊規模を指揮する将官位としては、おっしゃるとおり「准将」は高い位です。
ただ、留意していただきたいのが、この「首都防衛大隊」と言う部隊の創設目的です。
この部隊は劇中で結果的に実戦を行いましたが、本来は実戦部隊ではありません。
戦傷兵への慰労を兼ねた「名誉部隊(慰労隊)」であると言う事です。

まずこの「首都防衛大隊」の系統の概要ですが、「首都防衛師団」の下部組織です。
つまり「アンリ・シュレッサー」は「首都防衛大隊」の長ではありますが「首都防衛師団」の将官でもあるわけです。
「首都防衛師団」の長は「ロートレック・ハミルトン」少将ですが、おそらくアンリの師団内での位置はロートレックの次位と思われ、副司令官だと考えていただければと思います。
まとめますと「首都防衛大隊」は副司令直轄の特別部隊と言う事になります。

「慰労部隊」は兵への慰労はもちろんの事、兵を送り出す立場の国民に対して広報を行う名誉部隊の性格が強いため、これの司令官は慣例より高位の将官が当てられる場合があります。
分かりやすく書きますと「我々(国家・軍部)は戦傷兵諸君に対してこれだけの配慮をしている」と言う事をいかに内外に分かりやすく示すかを目的としています。
ですので、本来は「アンリ・シュレッサー」は形だけの司令であったはずです。劇中も実務は「ランス・ガーフィールド」中佐が指揮しておりました。
また戦傷兵が送り込まれる慰労隊の性格上、どんな階級の者が所属してくるか予測は出来ません。名誉の戦傷を負った中佐、大佐クラスが所属する事になるかもしれないのです。指揮系統を混乱させないための予防処置の側面も考えられます。

以上が、「アンリ・シュレッサー」が「准将」でありながら「大隊」の長であった状況の概要です。

ルナツー司令に関してはいろいろな解釈が可能であり、オリジンスタッフは設定の差し替えを選択したのでしょう。作品の性格や演出意図、想定されるメインの読者層などを鑑みて、それが妥当だと考えられたのだと思います。

あくまで例えばですが、ワッケイン少佐が少佐のままであるのに司令となった状況を軍事的視点ではなく「硬直化した軍政官僚組織」からの視点で眺めてみると、別の面白い解釈が出て来るかもしれません。
ガンダムは奥深い世界ですので、様々な選択肢を検討してみるのは知的遊戯として面白いと思います。ぜひ、様々な考察を楽しんで下さい。
ご質問ありがとうございました。


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コメント 2

NO NAME

 貴重な創作活動の時間を割いてまで、私の質問にお答えくださり、まことにありがとうございました。
 先の質問をした者です。

 さて、貴重なご返答を私なりにかみ砕いて以下にまとめてみました(色々と言葉を補っているので、間違っていたらごめんなさい)

***

①首都防衛大隊は実戦部隊ではなく名誉部隊(慰労部隊)であり、ときに慣例よりも高位の者が大隊を指揮する場合がある(たかが一個大隊の長に将官をあてるというギャップを演出することによって「我々(国家・軍部)は戦傷兵諸君に対してこれだけの配慮をしている」という宣伝効果が期待できるため)

②アンリ・シュレッサー准将は形だけの大隊長であり、実際(実務)は(大隊指揮官相当の)ランス・ガーフィールド中佐が大隊長として指揮を執っている。

③戦傷を負った中・大佐クラスが首都防衛大隊に転属してくるような状況を考慮すると、(大隊指揮官相当の)ランス・ガーフィールド中佐が大隊長であった場合、いらぬ階級差が生じて指揮系統が混乱するおそれがあるため、アンリ・シュレッサー准将という将官を名目上の大隊長にすえて、このような事態の予防を図っている。

④首都防衛師団の師団長はロートレック・ハミルトン少将であり、その次席にアンリ・シュレッサー准将が名を連ねている。アンリ・シュレッサー准将は首都防衛師団の要職にあるが、同時に准将直轄(師団直轄?)の特別部隊――首都防衛大隊の長も務めている。

***
 
 とりあえず、お答えくださったご返答(非公式ではありますが……)でこの問題を消化することができました。

 先日はじめて、ギレン暗殺計画を読んだときには、唐突に「准将の大隊長」という我が目を疑うような設定が飛び出してきたので頭を抱えてしまったのですが、漫画を読み進めるうちに、ヒトラー暗殺計画を模した読み応えのある内容に、ガンダム漫画としては久しぶりの感動をおぼえて、
 「ここまで丁寧に物語を作る方がこんな素人みたいなミスを犯すだろうか?」
 との疑問が押さえきれないほどにわき上がってきました。そして、ついには何か理由がある(大人の事情?)との確信に至って先に質問した、という次第です。

 自分なりに納得しましたので、この件に関しては解決しました。お教えくださいまして、まことにありがとうございます。感謝します(このお礼は漫画本を買い続けることによっていたします。既刊は全部買います!)

 しかしながら、ただ一点、お答えいただいた内容に分からないところがありました。ここは議論する場ではないので、お答えいただなくとも結構なのですが、ご説明によると、首都防衛師団にはロートレック・ハミルトン少将とアンリ・シュレッサー准将という二人の将官がいる、とのことですが、これまたイレギュラーな設定のように思えました。諸外国はいざ知らず、日本軍を例にとって考えると、師団の中の将官は師団長ただ一人であるのが通常です。
 師団長の指揮下にあるのは司令部の参謀長である大佐であったり、各連隊の中・大佐クラスの指揮官であったり、通信部隊の隊長の少佐であったり、その他大勢の師団将兵であるわけなんですが、将官の指揮下に将官がいる、というのは、日本軍を例にとってみれば、軍司令官の中将がいて、その軍の隷下にある師団長の中将がいる、というような場合などであって、同じ師団内で将官が将官を監督するようなことはないと思うのですが……。
 また、ご返答いただいだ中でアンリ・シュレッサー准将は「副司令官」であるとのことでしたが、この「副司令官」という用語が判然としません。師団について話している中で、今まで一度も耳にしたことのない軍事用語です(私が無知なんでしょうか……)
 またもや日本軍を例にとって考えてみますが(我々は日本人なので日本軍が分かりやすいので)、師団長の次席にある者といえば、師団司令部の参謀長である大佐です。師団長の次席といえば大佐なんです。すると、アンリ・シュレッサー准将は、本当は参謀大佐なんじゃないか……という疑問が持ち上がってきます(参謀飾緒が必要かな?)
 もちろん、これはすべて日本軍などの例であって、ジオン軍の軍制度がどうなっているのか誰も分からない(笑)と思うので、この指摘そのものが馬鹿げたもののように考えることもできます。また、先にご説明いただいだとおり、首都防衛師団および首都防衛大隊はイレギュラー精神あふれる部隊なので、この程度のイレギュラーは当然のことと考えることもできます。

 ……と、まあ、長文になってしまったので、これ以上は失礼なので、ここで筆をおきます。

***

 応援してますので、今後も大人向きの面白い漫画を期待します。
 ギレン暗殺計画、面白かったです。
 ありがとうございました。
by NO NAME (2010-11-30 21:05) 

NO NAME

 すいません、補足とお詫びです。
 先に書き込んだ者です。

 同じ師団内で、将官が将官を監督することがないようなことを書きましたが、これは私の完全な誤りで、その隷下に旅団が所属している師団であるならば、将官が将官を監督することが成り立ちます。
 変な勘違いで書き損じてしまいました。
 申し訳ありませんでした。

 三個連隊編成の師団が当たり前のように思い込みすぎてしまって、旅団の存在をつかの間、失念しておりました。

***

 つまり、ロートレック・ハミルトン少将とアンリ・シュレッサー准将が首都防衛師団内における上司・部下という関係は何らおかしくありません。

 私の完全なミスです。
by NO NAME (2010-11-30 22:13) 

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